![]() 寒さが一段と厳しくなってきましたね。 ラグビーW杯「桜の戦士」の“糖”魂精神を継承せよ! 世界を驚かせたラグビーW杯日本代表の快進撃は記憶に新しいですが、その裏では厳しい練習だけでなく、栄養管理も徹底されていたようです。 ![]() 賢くとって 脳にエネルギーを届ける 動いたり、考えたり、寝たり…と、生きている限り身体は常にエネルギーを消費しています。このエネルギー源となる栄養素として糖質・タンパク質・脂質がありますが、この3大栄養素の中で一番最初に使われるもの、そして最も多くとる必要があるのが糖質です。 また、脳はエネルギー源の多くを糖質に頼っており、全身の細胞に酸素を送る血液中の赤血球に関しては糖質しか利用できないため、糖質は生命維持に欠かせないものなのです。
糖質は余ると、グリコーゲンとして身体(肝臓や筋肉)に貯蔵する仕組みも備わっていますが、蓄えられる量が少ないため、余った分は中性脂肪として蓄えられます。糖質=太るというイメージがあるのは、このためです。 一方、不足した場合は、脳へのエネルギーが不足し、眠気やだるさの原因になってしまいます。
常に脳へエネルギーを送り続けるためにも、糖質は必要不可欠な栄養素であり、「食べない」「抜く」のではなく、賢くとることが大切なのです。 ![]() 糖質は他の栄養素と組み合わせてとる 糖質は、食物繊維と組み合わせた“炭水化物”としてとることがポイントです(糖質+食物繊維=炭水化物)。炭水化物としてとることで、糖の吸収が緩やかになり、エネルギー源として少しずつ使っていくことができます。
逆に、単品料理や食物繊維が少ないものは、糖が急激に吸収され、血糖値は急上昇し、使い切れなかった糖質は中性脂肪として蓄積されてしまいます。また、血糖値が急上昇した後、急降下することで、眠気やだるさ、メンタル面への影響にもつながってきます。
食物繊維の少ない炭水化物食品としては、麺類・丼もの・菓子パン・甘い飲料などが挙げられます。また、20時以降は血糖値が上昇しやすいため、これらを食べる際は、
など、ちょっとした工夫を取り入れてみてくださいね。 朝・昼・夕 時間帯別調整法 糖質量は「次の食事までの時間」を考えて“微調整”していくことがポイントです。
![]() 最後に・・・ 今シーズン、ラグビー日本代表が試合直前(約4時間前)に食べる勝負メシは“おはぎ”が定番メニューでした。 ![]() (参考資料)
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