![]() この度西日本を中心とした豪雨により、被災をされた全ての方に心よりお見舞いを申し上げます。また、皆様やご家族様のご無事とご健康を願い、一日も早いご復興を心よりお祈り申し上げます。 強力な紫外線から肌を守りましょう 日光は生物にとって必要不可欠なものですが、最近では皮膚や眼等への有害作用が注目されています。
そもそも紫外線とは何なのでしょう?からだに対する悪影響や予防策はどうすればいいのでしょうか? そこで今回は『紫外線』に関するお話です。 ![]() 紫外線とは 紫外線(Ultraviolet、UV)は波長の長さによってUVA、UVB、UVCに分けられています。UVCはオゾン層により吸収されるため、地表には届きません。つまり、我々に影響を与えるのはUVAとUVBです。 紫外線の悪影響 -皮膚- 日焼けやシミ、シワだけでなく、以下のような腫瘍を生じることもあります。
いずれも手術が最も確実ですが、日光角化症では塗り薬やレーザー液体窒素で治療することもあります。 ◎こんなシミがあれば早目に皮膚科へ◎ 紫外線の予防 最も簡単な方法はサンスクリーン剤(日焼け止め)を塗ることです。 ![]()
◎サンスクリーン剤の選び方◎
ただしサンスクリーン剤単独での防御は不十分です。衣類、帽子、日傘、サングラス等を組み合わせましょう。 紫外線 Q&A 【Q】紫外線の良い面はないの? 【A】骨を作るために必要なビタミンDの生成には紫外線は必要です。しかし、日常生活で知らずに浴びている程度の紫外線の量で十分ですので、敢えて日光浴をする必要はありません。なお、皮膚科では紫外線をうまく利用して、アトピー性皮膚炎や乾癬等の治りにくい皮膚病の治療に用いることがあります。 ![]() 【Q】サンスクリーン剤の塗り方は? 【A】顔には真珠の玉2個分、あるいは1円硬貨2枚分が適量です。 ![]() 【Q】塗り薬や虫よけと一緒にサンスクリーン剤を使うときの順番は? 【A】塗り薬→サンスクリーン剤→虫よけの順で使いましょう。 ![]() 最後に・・・ 紫外線による影響は肌へ蓄積され、忘れた頃に現れてきます。 皮膚科医 真島 ![]() ※今回の記事は次の資料を参考・引用して作成しました。
PDF版はこちら 【2018年8月】健康づくりかわら版.pdf をダウンロード 一般財団法人日本予防医学協会 |