ストレスは人生のスパイス!でも…

ストレスをかかえる男性
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

   ストレスは人生のスパイス!でも…
                                      
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
春といえば異動、転職、新生活等、環境が大きく変わることで
ストレスを感じる方も多い時期ではないでしょうか。
そこで今回は、『ストレス』に関するお話です。

----------------------------------------------------------
★ そもそもストレスって何!? ★
----------------------------------------------------------
ストレスとは、もともと物理学の分野で使われおり、
物体が、外部からの圧力(=刺激)で歪んだ状態を言います。
ストレスを風船で例えると、風船を指で抑える力を刺激、
刺激によって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。
ストレス反応とは、刺激に適応しようと、心身に生じた様々な
反応の事で、原因は天候や騒音、病気や疲労、睡眠不足や不安、
悩みや人間関係が上手くいかない、多忙や昇進、結婚や出産等、
多岐にわたります。つまり、普段の生活の中で起こる様々な変化
(=刺激)がストレスの原因となりえます。
それでは、ストレス反応にはどの様なものがあるのでしょうか?

■身体面での反応
 ふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、息切れ、
 胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠 など

■精神面での反応
 イライラ、不安、気分が落ちる、興味・関心・活気の低下 など

■行動面での反応
 飲酒や喫煙量の増加、ミス・事故・ヒヤリハットの増加 など

上記の様に様々な反応として現れます。
ストレスの感じ方やストレス反応は個人差があります。
全ての人が上記のような反応を感じるわけではありません。
自分特有のストレスサインを知っておく事が大切ですね。

----------------------------------------------------------
★ ストレスへの対処法 ★
----------------------------------------------------------
日々の様々な刺激がストレスの原因となりえますので、
ストレスを失くすという事は困難です。
また、適度なストレスは人間に必要なもので、頑張るエネルギー
となるため、決してストレスが悪いというわけではありません。
ただ、ストレスを感じたときには、自分なりの対処法を見つけ、
早め早めの対処を心がけましょう。

《具体的なストレス対処法》
■問題解決
ストレスの要因が明らかな場合は、その要因を軽減
または取り除くための具体的な行動を取りましょう。

■あれこれ考えない
現実にまだ起こっていない事でも、先回りしてあれこれ考える
とストレスとなります。何も考えない事も対処の一つです。

■消極的休養
睡眠や、のんびりと過ごす事で安静を保ち
心身を休めるという、心身にとって非常に大切な事です。
アロマや音楽を聴く事も消極的休養になります。

■積極的休養
軽い運動を行う事で、リフレッシュや心身の
疲労回復を目的とする休養法です。適度に身体を動かして血行を
を良くし、気分転換を図ります。ストレッチや散歩があります。

■毎日の生活習慣をリズムよく
寝不足や過労、生活リズムの乱れもストレスの一つです。食事・
睡眠・仕事といった毎日の生活リズムを、なるべく規則正しく守る
事が、ストレスの緩和に繋がります。

----------------------------------------------------------
★ 最後に・・・ ★
----------------------------------------------------------
ストレスに早く気づいて対処する事で、次第にストレス反応は
低下していきます。
しかし、対処を上回るストレスであったり、ストレスが長期化
すると、ストレス反応も慢性化します。ストレス反応が2週間以上
続いたり、以下の症状が現れたら、かかりつけ医もしくは専門医
(精神科または心療内科)に早めに相談しましょう。
・趣味などが楽しめない
・なかなか眠れない、眠りが浅い、朝早く目が覚める
・価値の無い人間だと思う、周りに対して申し訳なく思う
・いっそのこと消えてなくなりたいと思う など
自分一人で悩まずに、周りに相談する事も大切です。
ストレスと上手に向き合い、日々いきいきと過ごしましょう。
                          
----------------------------------------------------------
☆ 参考までに・・・ ☆
----------------------------------------------------------
ストレスと上手に向き合うためには、まず「自分は今ストレスに
直面している」と認識する事が大切です。そのために定期的に
ストレスや疲労度をご自身で確認する習慣をつけましょう。
簡易のストレスチェックや疲労蓄積度を判定するツールが
インターネット上に公開されており、数10秒~10分程度で
判定できますのでお勧めです。

■インターネット上にツールを公開している団体一例
・中央労働災害防止協会
・UTU-NET

ストレス等のチェックにぜひご活用ください。
結果はその時の状況によって変化します。
定期的に行い、客観的にご自身を見直しましょう。


―配信先変更・配信停止――――――――――――――――――

配信先変更と配信停止についてはリンク先のご案内に沿って
お手続きください。
https://jpm-new.movabletype.io/kawara/mailmag/

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

一般財団法人日本予防医学協会
HP https://www.jpm1960.org/
email mag@jpm1960.org
本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright (c) The Association for Preventive Medicine of Japan.
All rights reserved.

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


PAGE TOP

メインメニュー