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一般財団法人日本予防医学協会ホームページ

眼底検査

※検査結果とは

日本予防医学協会が受診者様、健診ご担当者様にご報告している【検査結果】に関するご説明です。

  • 受診者様宛の健康診断レポート
  • 健診ご担当者様向けの健康診断レポート控え(個人通知)
  • 健診ご担当者様向けの健康診断結果報告書、要管理者一覧表、受診者一覧表(ホチキス止めしてあるもの)
  • 健診ご担当者様向けの健康管理台帳  等
  • ご不明な点は、当会のお客様相談センターまでご連絡ください。

眼底検査

眼底とは眼球の後内壁面を覆う網膜のことで、瞳孔を通して観察し写真撮影することができます。
私たちは網膜の働きでものを見ますので、その出血や変性などは重大な所見です。糖尿病性網膜症や緑内障などの失明に至る恐れのある病気を早期に発見できます。また、眼底にある動脈を観察して、高血圧性変化や動脈硬化の程度を調べます。

眼底検査の所見は「Scheieの分類」を用いています。ローマ数字2つで所見を表し、左側が高血圧性変化(H)、右側が動脈硬化性変化(S)を表します。

検査結果 H:高血圧性変化   検査結果 S:動脈硬化性変化
0 異常所見なし。 0 異常所見なし。
網膜細動脈が軽度に狭細化、進行すると第二枝以下に特に著明に認められます。 軽度の動脈壁反射亢進と軽い交叉現象が認められます。
高血圧性変化のⅠより著明な細動脈狭細化と細動脈の口径不同が認められます。 動脈硬化性変化のⅠの所見が著明となります。
高血圧性変化のⅡの所見がさらに著しくなり、網膜出血や白斑がみられます。 銅線動脈がみられます。
交叉現象がさらに著明となります。
高血圧性変化のⅢの所見に乳頭浮腫が加わったものです。 銀線動脈がみられます。

 

上記の「Scheieの分類」以外に所見のある方は下記の所見を記載しています。

所見名称 所見説明
乳頭陥凹拡大
[にゅうとうかんおうかくだい]
緑内障の疑いがある所見です。視野が欠ける恐れがあるので、眼科受診をお勧めします。
豹紋状眼底
[ひょうもんじょうがんてい]
網膜の色素が少なく血管などが透けて模様が見える状態で、強い近視の人や高齢者に見られます。病気ではないので検査や治療の必要はありません。
硬性白斑
[こうせいはくはん]
高血圧・糖尿病などによって障害された網膜血管の周囲に生じます。これらの疾患の主治医に相談してください。
ドルーゼン
(ドルーゼ)
加齢変化と思われ直ちに危険はありませんが、年1回くらい眼底検査を受けてください。黄斑変性の指摘があれば、眼科を受診してください。
緑内障の疑い 緑内障の可能性があります。視野が欠ける恐れがあるので、眼科受診をお勧めします。
出血 眼底の出血はいろいろな原因が考えられ、重大なものもあるので、眼科受診をお勧めします。
緑内障 放置すると視野が欠ける恐れがあるので、眼科受診をお勧めします。眼圧が高いものと正常なものがあります。
網脈絡膜萎縮
[もうみゃくらくまくいしゅく]
いろいろな原因で起きるので一概にいえないが、視力低下を起こす場合もあるので、眼科受診をお勧めします。
白内障の疑い 眼のレンズにあたる水晶体に濁りが起きる病気で視力低下が進むと手術が必要になります。霧がかかったようで見えにくい、明るいところで極端にまぶしいなどの症状があれば眼科受診をお勧めします。
交叉現象
[こうさげんしょう]
網膜の動脈と静脈が交差する部位の所見で、動脈硬化の程度をⅠ~Ⅲ度(数字が大きいほど硬化が強い)で表します。高血圧・糖尿病・脂質異常症などがあれば、主治医と相談してください。
白内障 眼のレンズにあたる水晶体に濁りが起きる病気で視力低下が進むと手術が必要になります。眼科受診をお勧めします。
出血疑 眼底の出血はいろいろな原因が考えられ、重大なものもあるので、眼科受診をお勧めします。
白斑
[はくはん]
高血圧・糖尿病などによって障害された網膜血管の周囲に生じます。これらの疾患の主治医に相談してください。
網膜変性
[もうまくへんせい]
夜盲・視野狭窄・視力低下を起こす網膜色素変性の疑いがある所見です。眼科受診をお勧めします。
蛇行 網膜の血管に硬化が起こり蛇行する現象です。高血圧・糖尿病・脂質異常症などが原因になることが多いので、主治医と相談してください。
網膜前膜
[もうまくぜんまく]
網膜の中で特に重要な黄斑部に膜のようなものができて視力が低下する病気です。手術が必要になることもあるので、眼科受診をお勧めします。
黄斑変性の疑い
[おうはんへんせい]
網膜の中で特に重要な黄斑部に変化が起きる病気で、50歳以上の日本人では約1%に見られるといわれています。ものがゆがんで見えるなどの症状があり、失明の恐れがあるので、眼科受診をお勧めします。
黄斑部所見
[おうはんぶしょけん]
黄斑は網膜の中心にある小部分ですが、ものを見るためにきわめて重要な役割があります。この部分に変性や浮腫、出血などがあるときは、眼科受診が望ましいと思われます。
コーヌス 近視などに伴って網膜が引き伸ばされ薄くなって外側に構造が見える状態です。普通は重大ではありませんが、まれに網膜はく離が起きるので、年1回くらいは眼底検査を受けてください。
乳頭部所見
[にゅうとうぶしょけん]
乳頭は視神経や血管などが後方から眼球の中に入ってくる場所で、少し窪んでいます(陥凹)。陥凹拡大は緑内障の疑いがあります。健診ではまれですが、浮腫があれば脳腫瘍を疑います。

 

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