子宮がん検査
子宮がん検査
子宮がんは子宮の入り口に発生する子宮頸がんと、子宮本体に発生する子宮体がんにわけられます。子宮頸がんは検診によって死亡率が低下するというエビデンスがあり、細胞診やHPV検査などががん検診の指針に定められています。子宮体がんは検診の指針がなく、症状があった時に早期受診することが推奨されています。
子宮頸部細胞診
子宮頸部細胞診は、子宮頸部の細胞を採取し、顕微鏡で調べる検査です。ブラシやヘラなどで子宮頸部を優しくこすり、細胞を採取します。
HPV検査
HPV検査は「高リスク型HPV(ヒトパピローマウィルス)」の有無を調べる検査です。HPVはどこにでも存在するウイルスで感染しても自然に排除されることが多いですが、持続的に感染することによって子宮頸部の細胞が異形成という細胞になり、軽度→中等度→高度と進むと子宮頸がんに進行します。
Q&A

婦人科の検診が初めてで緊張します。検査はどんなことをしますか?

内診台という椅子に座っていただきます。椅子が自動で動くので、力を抜いて楽にしてください。検査しているところが見えないよう真ん中にカーテンを引きますが、逆になにをしているか見えないと不安な場合はカーテンを開けますので、お声がけください。体内に器具が入るときは、痛みを感じる方もまれにいらっしゃいます。力が入っていると器具も入りにくくなるため、できるだけリラックスしましょう。

結果レポートに「NILM」と書かれていました。どういう意味ですか?

NILMというのは陰性のことで、子宮頸部細胞診の結果判定を分類する国際的な分類(ベセスダ分類)での呼び方です。その他の判定分類については検査結果の見方をご覧ください。
検査結果の見方
