血液検査
血液検査
血液検査は、その血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数を数値化して、病気の診断やリスクをみつける検査です。
肘の内側の血管に針を刺し、血液を採取します。
基本的には利き腕ではない方で採血します。
腫瘍マーカー検査
「定期健康診断」など、項目に血液検査が含まれている場合、1回の採血で検査を行うことが出来ます。
Q&A

血液検査のために当日は絶飲・絶食で、と案内されていましたが待っている途中でガムを噛んでしまいました。検査に影響がありますか?

血液検査の中には血糖値や中性脂肪など、カロリーのあるものを摂取することで数値が高くなる検査があります。もしガムを噛んだことを申告せずに検査を受けた場合、絶飲・絶食なのに血糖値が高い、ということで異常ありという結果になることが考えられます。カロリーのあるものを口にした場合は健診スタッフにお伝えください。

どうして利き手ではない方の腕で採血するのでしょうか。

正しく安全に採血し、止血しても、激しく腕を動かすことで内出血が起こる場合があります。そのため、比較的動かすことが少ない、利き手ではない方の腕からの採血を原則としています。しかし、血管の状況などがによっては利き手で採血することもあります。どちらの場合でも採血後は激しい運動や重いものを持つことは避けるようお願いしています。

血を抜かれると思うと怖いのですが……。たくさん採られるのでしょうか。

一般的な定期健康診断での採血量は10cc程度です。大さじ1杯が15ccなので、それより少ないくらいです。採血で緊張する場合は遠くを見るなどしてリラックスしてみましょう。ご気分が悪い場合は早めに健診スタッフにお声がけください。

止血のテープはいつまで貼っていればいいですか。貼ったまま帰ってしまいましたがどうしたらいいでしょうか。

止血のテープは採血後15~20分は貼ったままにしておいてください。血液に触れることで感染のおそれがあるため、健診会場に設置してある専用のゴミ箱に捨てていただくようお願いしております。もし健診会場から出てしまった場合は、他人が触れることのないよう注意して破棄してください。

採血が苦手でクラクラしてしまいます。何か良い方法はありませんか?

採血後に具合が悪くなったことがある方は、採血前に健診スタッフにお伝えください。
ベッドで横になりながら採血を行うなどの対応が可能な場合があります。
ベッドで横になりながら採血を行うなどの対応が可能な場合があります。

腹部超音波検査や胃部レントゲン検査の後に採血をしましょう。と言われました。
これはどういう意味があるのでしょうか?
これはどういう意味があるのでしょうか?

血管は水分が不足すると細くなり見えにくくなります。そのため採血の前に水分補給をお願いする場合があります。一方で、腹部超音波検査や胃部レントゲン検査は水分を摂らないようお願いしています。そのため、健診会場のスタッフが水分に制限のある検査項目を先に、水分補給が必要な検査項目を後に、というふうに順番を調整することがあります。

お酒を飲む習慣はないのですが肝機能検査の数値がとても高くて驚きました。どんな理由が考えられますか?

肝機能の数値は、一時的な感染症や薬の服用、激しい運動などいろいろな要因で高くなる場合があります。しかし、非アルコール性の肝疾患も少なくありませんから、要精密検査や要医療の判定であれば受診精査してください。
検査結果の見方
