エアコン内部で空気の温度を下げ、水分を取り除く仕組みは、冷房も除湿も変わりありません。除湿には、室内に空気を戻す際に温度をあまり下げずに戻す「再熱除湿」という方法もありますが、温度を下げた空気を温めなおしているため、電気代が高くなることがあります。
冷房にせよ、除湿にせよ、内外気の気温差が大きいほど使い始めには大きな電力を使うことになってしまいます。エアコンをかける前に窓を開けて、室内にこもった熱気を外に出すことも大切です。
また、「節電のため」といって、部屋が涼しくなったらエアコンの電源を切って暑くなったらまた入れたり、短い時間の外出であれば一度切る方もおられるかもしれません。エアコンは急に部屋を冷やすときに電力を多く使うため、猛暑日には電源の入切で温度や湿度を調節するよりも、連続運転のほうが節電になることも多いようです。
なお、環境省はクールビズで「28℃」を推奨しています。これは冷房の設定温度のことではなく、室温の上限の目安です。室温が28℃位になるようにエアコンの温度設定を行いましょう。
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