前立腺は男性の尿道のまわりにある臓器です。 前立腺がんは50歳以降増加する傾向にあります。 初期には自覚症状がないことが多いですが、尿が出にくい、排尿の回数が多いなど前立腺肥大症に似た症状があらわれることも。
進行すると、上記のような排尿の症状に加えて、血尿や、腰痛などの骨への転移による痛みがみられることがあります。1) 気になる症状があれば早めに泌尿器科を受診しましょう。
なお、現在、指針として定められているがん検診はありませんが血液検査(PSA)でがんの可能性を調べることができます。
PSA検査 前立腺にがんや炎症が起きると産生されるPSAというタンパク質を血液検査で測定します。早期発見や再発の確認に役立つと考えられていますが、前立腺肥大や前立腺炎等でも上昇することがあり、さらに精密検査で確認することが必要です。
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