| 所見 |
所見の説明 |
生活習慣改善のポイント |
| 憩室(けいしつ) |
憩室は食道の壁、胃、十二指腸の壁が外に向かってふくれ出て小さな袋を作っている状態です。病気とはいえませんので、心配する必要はありません。 |
1.ストレスをためない
2.規則的な生活
3. 充分な睡眠
4.空腹での飲酒を避ける
5. 消化の良い物を食べる |
| 食道裂孔(しょくどうれっこう)ヘルニア |
食道と胃の境目は、通常は胃液が逆流しないように二重の構造で締め付けられています。これが何らかの原因で、二重の構造がずれて締め付けが弱くなった状態です。食道炎を合併した時、胸やけ、胸痛等の自覚症状がでる場合があります。自覚症状があるようでしたら、精密検査を受けてください。 |
| 潰瘍瘢痕(かいようはんこん) |
胃・十二指腸潰瘍の治った跡を瘢痕といいます。現在は治った状態ですからあまり心配することはありません。しかし、自覚症状があるようでしたら精密検査を受けてください。 |
| 巨大レリーフ |
胃にある正常のヒダが慢性炎症等によって、太くなった状態です。あまり心配することはありません。しかし自覚症状があるようでしたら精密検査を受けてください。 |
| ニッシェ |
潰瘍の穴にバリウムが溜った状態で見える所見です。胃や十二指腸潰瘍の可能性が高いので、必ず精密検査が必要です。 |
バリウム抜け (透亮像) |
胃壁(胃のカベ)の盛り上がりによりバリウムがはじかれ、丸くバリウムが抜けた状態です。この場合には、ポリープが考えられますが、空気の泡、食べ物の残りなどで、同様の所見が見られることがありますが、必ず精密検査が必要です。 |
| 瀑状胃(ばくじょうい) |
瀑状胃とは胃が上の方にもち上げられ、入口の部分がたれ下がっておじぎをしている状態で、病気というほどのものではありませんので、心配はありません。しかし、不快感や重圧感などの自覚症状が続くようでしたら、精密検査を受けてください。 |
| バリウム斑(ばりうむはん) |
バリウムが胃壁(胃のカベ)に溜った状態です。溜り方には2通り考えられます。ひとつは、テーブルの上に水をこぼした時にできる水滴のように、もうひとつは、潰瘍のくぽみに溜った場合もありますので、必ず精密検査が必要です。 |
| 胃角変形(いかくへんけい) |
胃の内側にあたる胃角部に、潰瘍等で変形をきたすときに見られる所見です。 |
| 萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん) |
胃の粘膜の組織である胃腺が萎縮(いしゅく)し破壊され、次第に減少した状態になったものをいいます。慢性胃炎の一つで、胃液の中に酸が十分に分泌されなくなり、食べ物を消化しにくくなります。 |
| 肥厚性胃炎(ひこうせいいえん) |
慢性胃炎の一つで、胃の粘膜の筋肉が緊張して厚く見えるタイプです。 |
| びらん性胃炎 |
胃の粘膜がただれた状態になったもので、短期間に消失するものを「びらん性胃炎」、長期間続くものを「ゆう状胃炎」といいます |
| 胃ポリープ |
胃の粘膜がイボのように盛り上がった病変を、一般にポリープと言います。良性のものがほとんどですが、内視鏡での確定診断が必要です。 |
| 胃下垂(いかすい) |
生まれつき胃が長く、胃(胃角部)が骨盤よりも下にある状態です。病気ではありませんが、胃炎や食欲不振を起こしやすいので、暴飲暴食をさける等の注意が必要な場合もあります。 |
| レリーフ異常 |
胃の粘膜のヒダをレリーフといいますが、太くなったり蛇行している状態で、胃炎や胃酸過多に多い所見です。 |
| ヘリコバクター・ピロリ抗体検査 |
胃潰瘍・十二指腸潰瘍及び消化性不良症等の疑いがあるか調べる検査です。ピロリ菌の検査は血液検査・呼気試験法・尿検査等で行います。胃潰瘍では65〜80%、十二指腸潰瘍では90%の方に、ピロリ菌がいることが報告されていますが、除去すると再感染率は数%まで下がります。
【判定と結果区分】
判定:陰性(−)・・・感染していません
判定:陽性(+)・・・呼気、内視鏡検査で陽性の場合、現在感染しています。尿・血液等で陽性の場合、過去の感染でも陽性が続くことがあります。 |
| ペプシノーゲン検査 |
血液検査による胃がん検診とも呼ばれています。胃の粘膜によって作られる消化酵素ペプシンの元となるペプシノーゲンの血中濃度を測ることによって、胃が萎縮(いしゅく)しているかどうかを診断します。但し、すべての胃がんをこの方法で診断することはできません。
【判定と結果区分】
判定:強陽性(2+)・・・胃粘膜の萎縮(老化)が大変進んでいるようです。萎縮に伴って胃線腫や胃ポリープができやすい状態と考えられます。早めに(できれば1〜2ヶ月以内に)精密検査を受けるようお勧めします。
判定:陽性(+)・・・胃粘膜の萎縮(老化)が進んでいるようです。萎縮に伴って胃線腫や胃ポリープができやすい状態と考えられます。早めに(できれば6ヶ月以内に)精密検査を受けるようお勧めします。
判定:疑陽性(±)・・・胃粘膜の萎縮(老化)が疑われます。萎縮の程度をみる為に一度は胃の状態をよく調べたほうがよいでしょう。できれば、1年以内に精密検査をお受けになることをお勧めします。
判定:陰性(−)・・・今回の検査の範囲では異常ありませんでした。健康な生活を心がけましょう。 |